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腰痛の原因は座り方にあった!?腰痛になりにくい座り方となりやすい座り方の違いは?

普段何となく座っているその姿勢、実は慢性的な腰痛の原因になっているかもしれません。
腰痛は普段の生活を見直す事で改善する事ができます。
腰痛になりにくい座り方と腰痛になりやすい座り方の違いや腰への負担がかかりにくい椅子の選び方などを今回ご紹介します。
座る事自体が腰への負担になっている!
椅子に座っている時は、立っている時と比べると楽に感じ、負担が少ないと思っている人も多いのではないでしょうか。
しかし、実際は座っている時の方が立っている時よりも腰にかかる負担は大きいのです。
具体的には立っている時のおよそ140%負荷がかかっていて、更に座ったまま前傾姿勢になると180%以上の負荷がかかる場合もあります。
意外にも座っている姿勢の方が腰への負担が大きいのですが、これは股関節が曲がり、腹筋がゆるむために、上半身の重さや動きを支えるための負担が、腹筋以外の背中や腰の筋肉、背骨と椎間板にかかるからです。
デスクワークが多い職業の人は腰に負担がかかった状態で何時間も仕事をしているわけですから、たまに立ち上がって伸びをしたり、意識してトイレ休憩を挟むといいでしょう。
腰痛になりやすい座り方
立っている時よりも座っている時の方がより負担が大きい事はおわかり頂けたと思います。
そんな負担の大きい座位に更に負担をかける座り方や姿勢を紹介します。
【腰痛になりやすい座り方①】猫背は腰に負担をかけやすい!

猫背の人はまっすぐ椅子に座っている人よりも多くの負荷が腰や背中にかかっています。
「猫背」は身体が丸まっている状態で、頭や肩の重心が前にきすぎてしまっています。
この猫背の姿勢は腰に負担がかかりやすい姿勢です。
パソコンやスマホを見ている時間が長い人は猫背になりやすいとされています。
今この文章を読んでいる時、あなたは猫背になっていませんか?
椅子に座った状態で腰と頭がぴったり背もたれにくっつくかセルフチェックしてみましょう。

【腰痛になりやすい座り方②】足を組んで座る
足を組んで座る姿勢は楽に感じるかもしれません。
しかし片方の足に体重全体の負担がかかってしまうため、実はよくない姿勢なのです。
足を組んで座り続けると体が傾くので、股関節にも負荷がかかり背骨と骨盤のずれが生じてしまいます。
この背骨と骨盤のずれが腰痛を引き起こす原因となります。
また、前述した「猫背」になりやすい姿勢でもあります。
【腰痛になりやすい座り方③】あぐらをかいて座る
あぐらをかいて座る姿勢も左右で均等に負担がかからず、足を組んで座る姿勢同様、片方の足や腰に負担がかかります。
あぐらをかく方が楽と思っていても身体は片方にだけ負担がかかっている状態なのです。
【腰痛になりやすい座り方④】肩の高さが左右で違う姿勢
肩の高さが左右バラバラになっている状態は自分では気づきにくいのですが、実は多くの人がこの状態になっています。
肩の高さが左右バラバラになる原因は、以下が挙げられます。
・カバンをいつも同じ片側にかけて持つ
・片足に重心を置いて立つ、といった事が挙げられます。
「自分は大丈夫!」と思っていても実は左右どちらかに傾いている、という事もあります。
肩の高さが左右で違っていないか自分ではなかなかわかりずらいので、後ろから誰かに見てもらうといいでしょう。
また、誰かに見てもらうのが難しい状況やすぐにセルフチェックしたい場合は、「鏡を見て指先の高さが違っていないか」をチェックするとわかりやすいです。
ハイヒールを履く女性は要注意!反り腰になっているかも!?

一見姿勢が良く見えるのがこの「反り腰」。
ハイヒールを普段から履いている人がなりやすいです。
正しい姿勢は耳から肩を通りかかとまでが一直線です。
一方反り腰の人はラインがガタガタになっていて一直線ではありません。
胸が前に突き出ていてお尻が後ろに出ています。


反り腰は腰痛だけでなく、実はぽっこりお腹や痩せない太ももの原因にもなり得ます。
反り腰の人は立っている時だけでなく、座っている時も反り腰になっている場合があります。
反り腰の人は少しだけ猫背の姿勢に意識的にしてみましょう。
猫背と反り腰のちょうど中間あたりで「腰にまっすぐ体重がかかっている」と感じる姿勢があるはずです。
腰痛になりにくい(腰への負担がかかりにくい)椅子の選び方

「椅子は背もたれさえあれば、どれも同じ。」と思いがちですが、背もたれが背中にフィットするかどうかで腰への負担は変わってきます。
椅子を購入する前に必ず「背もたれが背中にフィットしているか」を確認しましょう。
ただ、オフィスのような場所では、なかなか自分に合った椅子を選ぶ事は難しいでしょう。
こんな時には、背中と椅子の間に丸めたタオルを挟んで座るのがおすすめです。


背中のラインが前に向かって斜めになっている場合には、挟んだタオルが下に落ちてしまいます。
タオルを落とさないように意識して座ると、自然と正しい背中の位置を維持することができるようになります。
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