講道館の始まりは台東区
カテゴリー:台東区にまつわるお話
公開日:2017年1月5日
最終更新日:2017年2月2日
稲荷町に講道館発祥之地が
銀座線の稲荷町の交差点のすぐ近くに永昌寺というお寺があります。
明治15年、講道館柔道の創始、嘉納治五郎が友人や門弟とともに稽古をはじめたところが、永昌寺の書院でありこれが講道館発祥とされている。
道場となった書院の広さは12畳で門弟は9人からのスタートです。
時に嘉納治五郎23歳!若いですね。ところが、稽古をしているとお位牌がバタバタと倒れてしまい、同年夏、当時の住職、朝舜法の協力を得て玄関脇の空き地に12畳のバラック建ての道場を新築しましたが、翌16年神田に移ってしまいました。
境内の「講道館柔道発祥之地」と刻む自然石の記念碑は、昭和43年10月、嘉納治五郎没後30周年を
記念し、講道館が建立したのです。
12畳から始まった柔道が今では国技であり、国際的な広がりを持つまでになるのですから、凄いですよね。
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