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首がこる!首が痛い!その症状は危険?頸椎椎間板ヘルニアかも?
「ヘルニア」と聞くと腰に痛みを伴うものを想像しますよね。
「頸椎椎間板ヘルニア」とは「首ヘルニア」のことです。
椎間板とは骨と骨の間のクッションの役割を果たしているもので、椎間板に大きな負担がかかることで椎間板が飛び出し、神経を圧迫することで痛みを引き起こします。
近年、若い世代に急増しているこの頚椎椎間板ヘルニア。
まずはその症状と原因をご説明します。
頚椎椎間板ヘルニアの症状
軽い頚椎椎間板ヘルニアの場合、肩こりや首に痛みやこりを感じる程度です。
重症化するとその症状は下半身にまでおよび、最悪歩行障害を招いてしまいます。
ただの肩こり・首こりだと思って放置してしまうと、とても怖いですね。
頚椎椎間板ヘルニアになってしまう原因
その原因、まず挙げられるのは姿勢の悪さです。
特にスマートフォンの操作を長時間続けていると頚椎椎間板ヘルニアを招きやすくなります。
近年、スマートフォンの普及により、若い世代の人はほとんどの人がスマートフォンを持っています。
今では高齢の方が使いこなしている姿も珍しくありません。
中には「常にスマホを持っていないと落ち着かない」というようなスマホ依存症になっている方もいます。
そんな社会全体になくてはならない存在の「スマホ」ですが、実はそのスマホの使用が頚椎椎間板ヘルニアを引き起こす原因となってしまう恐れがあるのです。
本来、首の骨はC字の曲線を描いています。
長時間下を俯く姿勢をとり続けることでだんだんと首の骨がまっすぐに伸びてしまい、そうなることで椎間板が圧迫され、頚椎椎間板ヘルニアへと移行してしまうのです。
そうして引き起こされてしまった頚椎椎間板ヘルニア、なんとストレスで重症化してしまうケースもあります。
ストレスと頚椎椎間板ヘルニアの関係性
スマホユーザーで最も多い10~30代の方々は、日々、学校や会社でストレスと隣り合わせの中で生活しています。
テスト、部活動、会議、通勤・通学ラッシュなど、色んな場面でストレスを感じますよね。
ストレスを感じることで首回りの筋肉が固くなり、血液の流れが滞ることで椎間板により負担がかかってしまうのです。
頚椎椎間板ヘルニアを引き起こさないために、まずは正しい姿勢を保つことが重要になってきます。
スマートフォンの長時間の操作を避けたり、会社でのデスクワーク時にはパソコンのモニターが自身の目線の位置に合っているのか、再確認してみましょう。
どうしても長時間の操作が必要な場合は首回りの血液の流れを良くするため、作業の手を少し止めて首回りのストレッチをすると良いですね。
頚椎椎間板ヘルニアになってしまったら?
予防していても頚椎椎間板ヘルニアへと進行してしまった場合、頚椎椎間板ヘルニアも他の病と同じく早期発見が大切です。
最初にご説明しましたが軽い頚椎椎間板ヘルニアの場合、その症状は肩こりや首の痛み程度ですのでなかなか判断することが難しいです。
見分け方として、頚椎椎間板ヘルニアの場合は腕や手にも痛みを伴うことがあります。
首周辺の痛みだけでない時は頚椎椎間板ヘルニアを疑ってください。
頚椎椎間板ヘルニアは夜間やマッサージの際に痛みが出やすい
また、夜睡眠をとっている時に痛みが出やすい傾向にあるため、朝起きて寝違えたような痛みが毎朝のようにある場合も注意しましょう。
そしてマッサージを受けた後に症状が悪化する場合も頚椎椎間板ヘルニアであることが考えられます。
通常の肩こりとは異なり、頚椎椎間板ヘルニアは強い刺激を受けると良くありません。
よく揉み返しに合うようなら同様に注意してください。
上記を読んで「ヘルニアかもしれない…」と感じた方は、まず専門機関を受診しましょう。
重症化してしまうと手術が必要になることもあり、日々の生活にも支障が出てしまいます。
軽症であれば首にコルセットを巻き安静にして、毎日のセルフケア(良い姿勢を保つ、首のストレッチなど)をすることで症状は改善します。
【注意】
※激しい痛みが出る場合はストレッチなどは行わず安静にして下さい。
まとめ
どうしても首周辺に負担のかかってしまう生活習慣の人は多いでしょう。
知らず知らずのうちに悪い姿勢を取っていませんか?
この機会に頚椎椎間板ヘルニアだけでなく、肩こりや腰痛予防のためにも自身の姿勢を見直してみましょう。
日々の少しの努力が大切です。
良い姿勢で生活することを習慣づけたいですね。